虎日記

ちょっとずつ更新

人の子を撮るって自分にとってどういうことだったんだろう

着ぐるみの撮影に関する騒ぎがタイムライン上であったらしく、実のところ火元が誰なのか何が起こって騒ぎになったのかわからないままだが自分が書いておかないと忘れることをここに書いておくことにした。ここで言っておきたいのはその撮影に関する騒ぎをダシにしたいわけではないことである。ここ数件の投稿で同じようなことを言っているが、無駄に炎上をさせないためなのでどうか理解してほしい。

 

人の子を撮影するってどういうことなんだろうな

っていうのを考えると思い出を視覚化しておきたいという思いがあるからなのだが、もちろん家族とかではないのでちゃんと許可を取っておくべきである。のだが、イベントの際、既に撮影してる人の終わるタイミングがつかめず一緒に混ざって撮るということが多い。これって本当は良くないことなんだけどな。

で、結局許可を取れるのは本当に小さな瞬間なので結局撮れずに帰るという結果に終わることも同時に増えてきた。誰も悪くないので誰を責めたいとかではないが、撮れなかった子のことを思うと後悔は残るし、写真をほしいと思っているオーナーの方ならなおさら悔しい思いをしているのではなかろうか。

 

一方で撮影されたくないという人もいる。イベントには出たいが他人に見られて撮られたくないという人である。悪いことではなく、自らの子を思った結果としてその結論に至ったのだろう。撮影をする側はもちろんその意見を尊重するべきであるし、イチャモンをつけるものではない。

撮って欲しい人と撮って欲しくない人、この2つの側が存在することは特に撮影する人は知っておくべきである。どちらか一方だけしか存在しないということはないのだ。着ぐるみでなくてもどこの界隈においても。

 

次第に撮ろうと思えなくなってくる

SNS上で見て一目惚れするくらいの子なら撮りたいと思えるのだが、その子にもし許可を取ろうとしてダメと言われたときのショックは計り知れないものである。一目惚れした子ならなおさら。だが許可を取ろうとしてOKしてくれる人もいるわけで、撮ってSNS上に上げたり、こっそりダイレクトメッセージで渡したり、という流れは多くの人がやっている手段である。これに関しては誰が否定してもなくならないだろうなとは考えている。

だが、この撮られたい、撮られたくないの意見、双方のことを考えると撮る側としてはあの人は撮ってほしいのか撮ってほしくないのか判断に困るのは当たり前であり、もちろんそれが悪いわけではなくごく普通の反応なのだろうと思う。自分も将来イベントで撮影をしたいとき困ることになるんだろうなと思うと楽しく撮りたいものも複雑な気持ちに変わっていくものである。ここで注意しておきたいのは、それによって撮られたくない側に非があるわけではなく、撮る側がどれだけ冷静になって相手に許可を取りにいけるかどうかにかかってくるのではないかと考えた。

イベントに出るからにはそれなりに露出はあるもので、撮影しようとする人は必ずどこに行ってもいるものである。ブレた撮影をする人もいればしっかり撮ってオーナーの心を震わせるような良い撮影をする人もいる。ブレた写真はネタとかでない限りは渡すのはやめておいたほうがいいとは思うが。なので撮られたくない、でもイベントには出たいという人はせめて許可を求められたらせめて「撮られたくないのでごめんなさい」ぐらいの反応はしてあげてほしい。撮影をする人は良い写真を撮りたい一心で許可を取りに来る人がほとんどなので、その人々に対しては誠実に対応をしてあげてほしい。

 

本題に戻る

精神が弱い、とか言うわけではないのだが。撮られたくない人がいるという事実を改めて確認して思ったのは、許可を取ろうとして拒否されたときのショックを考えるなら自分の目に留めるだけにして、そのイベント限りの見たそのままを楽しむほうがいいという結論に至った。結果として撮影をしないことである。あくまで自分の結論なので他の人に関してはしっかり考えたうえで出した結論ならそれで良いと思う。

しかし、一挙一動を、いつもより(良心の範囲内で)自由だったイベントの中で制限されるようなことにはもう疲れてしまった。同人やめましたの人と比べたら本当にどうということはないことなのだが、自分にとって人の子を見る、思い出に残すことは少なくとも生きる力になっていたのだ。これからは思い出の残し方をただ自分の記憶に留めるという方法にシフトするだけの話である。長々と書いたがここの見出し以降の文章が自分の気持ちである。

 

とか言いつつちょくちょく許可をとって撮影はするんだろうなとは思っている。自分の心は自分でも把握しきれないものだと思った。